研究・技術開発紹介
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2021年6月9日
タブレットを利用した山岳トンネル工事の帳票作成アプリの開発
山岳トンネル工事従事者向けの省力化技術として、タブレットの利用で「切羽観察記録」と「切羽の点検記録」の作成が可能となる2つの帳票作成アプリを開発しました。
開発の背景
山岳トンネル工事では、切羽の観察記録、点検記録などの帳票作成作業において、カメラで撮影した写真と野帳に記録したスケッチを、事務所に戻ってから帳票用紙に転記・印刷して作成するため、長時間を要していました。
アプリの概要
本アプリでは、発注者に提出する「切羽観察記録」と労働安全衛生規則に定められている「切羽の点検記録」を、タブレット(iPad)を用いて容易に作成できます。帳票作成から確認・認証までの作業を効率的かつ完全なペーパーレスで行えるとともに、作成された記録を任意のオンラインストレージで関係者と共有できます。現場で切羽の観察もしくは点検と同時に帳票を完成させることができるため、事務所での作業を大幅に削減できるようになりました。
帳票作成アプリとシステムの概要
今後の展開
今後は、2020年に別途開発した「五洋施工情報共有システム(i-PentaCOL/3D)」との連携機能を強化して、リアルタイムに発注者や店社などと遠隔で帳票確認することや管理文書登録の省力化を図ってまいります。