技術研究所について

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所長挨拶

五洋建設技術研究所は1967年に創設され、2024年、栃木県那須塩原市に移転して30周年を迎えました。これもひとえに、皆様方の温かいご支援の賜物であると、心より感謝申し上げます。

2023年には、当社の創業125周年を記念して、「進取の精神の実践による挑戦の歴史」と「未来への新たな挑戦」を発信する拠点として当研究所内に五洋建設ミュージアムをオープンいたしました。当社は、創業時からのDNAである「進取の精神」のもと、新技術や新分野への挑戦を続けてきました。当研究所はこれまでの50年以上の歩みの中、社会的な課題やお客様のニーズに応える数々の新しい技術を世に送り出してきました。

技術開発の分野として、当研究所では創設以来、社会インフラや建築物に関わる新工法や新材料の開発に取り組むとともに、近年は、社会的な重要課題である生産性向上や脱炭素社会の実現に向けた取り組みに力を入れています。生産性の向上に関しては、先進的なICT技術を導入するとともに、独自のシステム化により建設現場の施工管理の高度化の実現や、国土交通省が推進する「i-Constructiuon2.0 ~建設現場のオートメーション化」に対応すべく、データ解析技術や人工知能技術等を駆使して作業船・建設機械等の自動・自律運転化の実現に向けた技術開発に取り組んでいます。また、脱炭素社会の実現に向けては、カーボンニュートラル材料を使用するコンクリートや地盤改良の技術、ZEB建物や木造建築の推進に関わる技術開発などに積極的に取り組んでいます。

当研究所は、水理、構造、コンクリート、地盤、環境等の広い専門分野に対応する高度な試験室や実験施設を備えるとともに、メカニズムの解明や未知のケースに対する予測・評価を行うための解析技術を保有し、日々高度化を図っています。

確かな安全と品質を提供するために、技術の本質を捉えた研究開発に取り組む姿勢を持ち、これからも社会的な課題やお客様のニーズに的確に応え、皆様のご期待を超える新技術を提供できるよう挑戦し続けていく所存です。

2025年4月

技術研究所長 熊谷隆宏

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