技術研究所について

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受賞

2025年7月14日

海洋開発論文賞を受賞

公益社団法人土木学会海洋開発委員会において、当社技術研究所の梅村係員らの論文「表層型メタンハイドレート開発に伴う泥水海中排出時の沈降拡散挙動に関する実験的検討」が令和6年度海洋開発優秀論文賞を受賞しました。受賞論文は、国立研究開発法人産業技術総合研究所との共著論文となります。海洋開発優秀論文賞は、海洋の開発保全の進歩向上に寄与する優秀な論文・報告に授与される賞です。

日本海の海底に賦存する表層型メタンハイドレートの商業化に向けた技術開発が進められており、掘削時に発生する泥水を海底に排出する場合の周辺環境に与える影響の評価も重要な課題です。

本研究では、実際に排出される泥水の特性を考慮した泥水投入実験を実施し、密度の重い泥水が海底に到達したあとに、海水と泥水の塩分濃度差に起因して広範囲に拡散するメカニズムを解明しました。

本研究で得られた成果は、表層型メタンハイドレートだけでなく、その他の深海海底資源開発の環境影響評価を行う際に、重要な知見となるものと期待します。

なお、表層型メタンハイドレートの研究開発は、経済産業省資源エネルギー庁からの委託により国立研究開発法人産業技術総合研究所が実施しているものであり、本研究はこの一環として実施されたものです。

 

受賞者(左から片山開発部長、板垣主任、梅村係員)

 

受賞者挨拶(梅村係員)

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