ビオトープ
近況報告
2016年6月16日
ヤゴの抜殻
今年も5月の初旬からクロスジギンヤンマの羽化・飛来・産卵が始まりました。
クロスジギンヤンマの羽化は、夜から朝にかけて行われます。このため、この時期ビオトープに行くと、ガマの茎等にクロスジギンヤンマの抜殻を見つけることができます。朝であれば、羽化中の個体を見かけることもあります。
2年前から実施しているクロスジギンヤンマの抜殻調査ですが、2014年は31個、2015年は40個、今年はこれまでに32個を確認しています。調査は7月中旬まで継続する予定です。
また、今年から回収した抜殻の腹部の形状でオス・メスの判別を行っています。
回収した抜殻 オスの腹部
メスの腹部(産卵管の突起あり) 産卵に訪れたメス(尾部の先端が産卵管)
オスのほうが早い持期に羽化する傾向があるように感じていますが、データを蓄積して判断して行きたいと思っています。