研究・技術開発紹介

研究・技術開発紹介

五洋の技術 テーマ別 : 防災

解析・予測

港湾構造物の地震時応答解析(FLIP等)

港湾構造物の地震時応答解析(FLIP等)では、地盤の“液状化”や“構造物と地盤の動的相互作用”を考慮して、構造物の変形量等の耐震性能を数値的に評価できます。

地盤改良・液状化対策

浸透固化処理工法

浸透固化処理工法は、液状化防止のための恒久型薬液を用いた新しい薬液注入工法です。従来の工法では施工が困難であった護岸の直下や橋脚あるいはタンク基礎下などへの液状化対策を、施設の使用を停めることなく行え、劣化しない恒久グラウト材を使用することが特長です。


曲がり削孔式浸透固化処理工法

曲がり削孔工法は、3次元的な注入ライン削孔を実現し、要求された任意の箇所に精度よく地盤改良することができます。これにより、従来の直斜削孔で対応できなかった箇所の改良を可能にし、浸透固化処理工法の適用性が大幅に拡大されます。


DEPP工法

DEPP工法(Dissipation Excess Pore Water Pressure Method)は、液状化の可能性がある砂地盤中に、合成樹脂製のドレーンを所定の間隔で鉛直に設置することによって、地震時に発生する過剰間隙水をドレーン内に早期に流入させ、過剰間隙水圧の上昇を抑制する画期的な液状化防止工法です。


深層混合処理船「ポコム12号」

ポコム(POCM:Penta-Ocean Chemical Mixing Method)12号は、地盤改良に関する当社の伝統と最新の技術を融合させた最新鋭の地盤改良船です。軟弱な海底地盤に対して、本船船首に装着した4基の改良軸を回転させながら貫入させ、セメント系安定処理剤を注入しながら攪拌・混練し、海底に円柱形の改良地盤を作ります。

波浪制御

透過水平版付スリットケーソン VHS工法

VHS工法は、鉛直スリットを有する前壁・中間壁・後壁と、水平スリットを有する頂版で構成されている低天端着底式の海域制御構造物です。


斜面スリット型透過式ケーソン S-VHS工法

S-VHS工法は、斜面を有する低天端有脚式の海域制御構造物で、優れた消波性能、経済性を有します。

建物の免震・耐震・制震

自己圧着ブレース工法

自己圧着ブレース工法は、低層・中規模建物に対して、短工期で低コスト、建物を使用しながら施工ができる新しい耐震補強工法です。


RCHIS梁工法

RCHIS梁は、梁端部の主筋の一部をコンクリートから分離(付着の除去)しているので、コンクリートの損傷を小さくすることができます。地震時にはRCHIS梁でも鉄筋が降伏することにより地震のエネルギーを吸収しますが、梁端部のコンクリートの損傷を回避する構造となっていますので、地震により大きな変形が生じても耐力はほとんど低下しません。


キャプテンパイル工法

キャプテンパイル工法は、場所打ち杭を対象にプレキャストコンクリート製のリング( PC リング)を杭頭に被せ、杭と基礎を接合する工法です。


ポータルグリッド工法

「ポータルグリッド工法」(PG工法)は、柱梁に鉄骨フレームをそわせて外付 けする耐震補強工法です。従来、不可欠とされてきたブレースを省いても、十分な耐震性能を実現できます。室内からの眺望や採光を損ねずに外観もリニューアルできる新しい耐震補強工法です。


PNW工法

PNW工法は、薄肉断面の鋼材を組み合わせた組立部材から構成される工場などの鋼構造建物を対象とした無溶接耐震補強工法です


免震レトロフィット

免震レトロフィット構法は、外部工事を中心に既存建物の耐震安全性を高める補強工法です。建物の外観を変更することなく、木造から中高層建物まで幅広く耐震補強が可能です。

耐震補強

NDR工法

NDR工法(Neo-Dry Repair Method)は、河川や港湾の水中構造物を、陸上条件と同じようにドライ状態で調査、補修、補強を行うための仮設工法です。仮設用鋼製函体を用いてドライ状態にすることにより、安全で高品質な施工を可能にする工法です。

PAGE TOP