研究・技術開発紹介
五洋の技術 土木技術 : 浚渫・埋立
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施工
ジェットポンプ式サンドバイパス工法(J-SB工法)
ジェットポンプ式サンドバイパス工法(J-SB工法)は、堆積海岸域の砂を固定式ジェットポンプで吸い込み、配管を通して侵食海岸域へスラリー輸送することで、侵食された海岸を復元させる技術です。
環境浚渫工法(END工法)
環境浚渫工法(END工法=ENvironmental Dredging method)は、ユニークな箱型密閉形状で機械的な水平掘削機構を持つENDグラブと高精度な浚渫管理システムにより、汚濁拡散防止および余堀低減に効果がある環境対応型浚渫工法です。
管路分級工法
管路分級工法は、砂分の多い浚渫土砂を対象に、土砂圧送中の管路途中で連続性を損なわずに浚渫土砂を砂分とシルト分以下に分離し、砂分のみを回収するシステムです。
施工管理
ナローマルチビームを利用した測量システム
ナローマルチビームを利用した測量システムは、従来の単素子音響測深器に替えて、ナローマルチビームソナーを使用し、指向性の鋭い超音波を扇状に送受信することにより1測線で水深の2~7倍の幅の海底を一度に測量することができます。
安全
全船舶運航安全管理システム
全船舶運航安全管理システムは、航行船舶との接近・衝突の防止目的として、一般船舶や工事用ブイ、作業船の配置状況をモニタ表示することで、工事海域での運航状況を工事事務所や作業船など複数の場所で監視する装置です。
NEWネオソーラーⅢ
NEWネオソーラーⅢは、複数の全方向対応LED灯を同期点滅させることにより危険箇所を明示できる、海上および陸上の土木工事全般で使用可能な防水型ソーラー点滅灯です。
船舶・機械
多目的自航式起重機船「CP-5001」
「CP-5001」は、大型の全旋回式起重機を装備し、クレーン作業、浚渫作業(砕岩含む)、魚礁沈設など多彩な作業が可能な、近海区域内を自航できる作業船です。また、最新技術を駆使した大幅な自動化の採用により、機動力と安全性を強化した国内初となる大型の多目的自航式起重機船です。
ANDROMEDA V
世界最大級の自航式浚渫船「ANDROMEDA V」は推進装置により1~4ノットの低速で航行しながら海底に接地させたドラグヘッドを通じて、浚渫ポンプにより海底の土砂を海水とともに吸い込み、船内のホッパー(容積20,000立方メートル)に土砂を積載して運搬する“Trailing Suction Hopper Dredger”(ドラグサクション浚渫船)です。
CASSIOPEIA V
CASSIOPEIAⅤは当社が36年ぶりに建造した大型ポンプ浚渫船で、五洋建設の伝統とヨーロッパの最新技術を融合させた次世代を担うフラッグシップです。 ポンプ浚渫船とはラダー先端に取り付けられたカッターヘッドを回転させて海底地盤を掘削し、掘削した土砂をポンプで吸い上げて土運船に積み込む他、大容量ポンプで数キロ先の埋め立て地へ浚渫管を介して送る作業船です。
環境
吸水性泥土改質材「ワトル」
吸水性泥土改質材「ワトル」は、製紙会社から発生するペーパースラッジ焼却灰(PS灰)に特殊薬剤を混合し水和処理した製品です。港湾・河川・湖沼での浚渫土処理だけでなく、陸上の掘削工事にともなって発生する泥土や汚泥の処理に活用できます。